精神のコントロール

バイクに乗る時は、精神をコントロールすることが非常に大切です。

僕の場合は、

『怒らない はやらない 焦らない』

ということを、いつも自分に言い聞かせています。心の状態を常にニュートラルな位置に保ち、冷静な判断と、正確で繊細な操作をするためです。でなければ、たったの1馬力にも満たない人間の力で、何十馬力、車種によっては百何十馬力もの力を発生することが出来る機械を操ることなどできないからです。

『怒らない』は、遅い車についてしまった時や、危ない運転をしてきた車などに対して、腹を立てたりしないようにすることを指します。イライラしている気持ちを晴らすためにスロットルをガバッと開ける、などということは単なる自殺行為でしかありません。

また逆に気分のいいときに、はしゃぎ過ぎてついスピードを出してしまう、というのも危険です。コーナーを攻めている時、人と競っている時などにも『はやらない』ことを心がけ、興奮せぬように感情を抑えてフラットな気持ちを保ちましょう。

『焦らない』は、車に煽られたり、速いバイクについて行こうとしてスピードを上げすぎ ”怖い” と感じるような場面で、その不安やプレッシャーに負けないようにすることです。心の強さをしっかりと持って、人の走りや周りの状況に左右されないことが大切です。

日常生活の中でも、これらのことは大切だと思います。気持ちをニュートラルに保つ訓練はいつでもできますし、この訓練をすることは、自分の人生にも必ずプラスとなるはずです。

気持ちを落ち着かせ、集中力を高めるために、ヨガを取り入れるのも効果的です。 

ヨガの山のポーズというのは、一見単純なポーズですが、ヨガの最も基本となる形であり、誰もが取り入れやすいと思いますので紹介します。

まず両足の親指を揃えて真っ直ぐに立ちます。左右のバランスを均等にして、肩と首の力は抜きます。そして、ゆっくりと腹式呼吸をしながら、頭は空へ向かってまっすぐ伸びていくように、足は地面に根を張っていくようにイメージしながら、目を閉じ、呼吸に集中します。

バイクに乗っている最中もこの山のポーズのように、身体をリラックスさせ、精神状態を安定させることが、安全なライディングの要です。

勢いや根性に任せていてはミスを誘発するだけで、安全にも速さにも絶対につながりません。

  1. 正しいフォームって?
  2. バイクの特性による違い
  3. ライディングポジション
  4. ブレーキング
  5. ステップ荷重
  6. スロットルワーク
  7. ニーグリップについて
  8. フェイントステア
  9. 目線と走行ライン
  10. 腹式呼吸と平常心
  11. タンデムランのコツ
  12. 暖機運転とストレッチ
  13. ブレーキの引きずり(2020年11月20日 追記)
  14. 走行ノート(2020年11月30日 追記)
  15. 精神のコントロール(2020年12月4日 追記)
  16. 尻荷重(2021年1月19日 追記)

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